おひかえあそばせ ロケ地の楽しみ (15)

第6話。友人の鳴海が目を悪くして写真の仕事ができず、今は焼き芋屋で食いつないでいると聞いた薫、鳴海や奥さんのために一肌脱ごうと決意します。鳴海の目の手術代を稼ぎ出し、入院中は、焼き芋屋台を代わりに引っ張ろうというもの。早速、薫は菊枝を呼び出し、仕事の紹介を依頼します。下の画像はそのシーンから。


菊枝「どういう風の吹き回し? 急に人なんか呼び出したりなんかして」

薫「 ああ、頼みがあるんだよ」

菊枝「へー、何?」

薫「あー、なんか仕事ないかな。何でもやるよ、ヌードでも、スチールでも」

低姿勢で仕事の依頼をする薫に驚く菊枝「...」

薫「聞こえねーのか!! 何でもやるって言ってんだぜ、おれは!!」

菊枝「そんな頼み方ないでしょ!」と、プンと横を向く。

薫「あっ、悪かった、あの、なるべく、そのー、金になるやつないだろうか」

菊枝、にやーと笑いながら、「あるわよ」 

薫に相談されて、まんざらでもない菊枝。薫に対する想いが見え隠れするやりとりです。

さて、このシーンのロケ地はどこでしょうか。画像右下に写り込んでいる銘板から新宿中央公園内にある少し小高いスポット「富士見台」であると特定できました。

先日、撮影した同ポジションの写真です。


西新宿2丁目11 新宿中央公園内「富士見台」、2024年3月3日撮影

別アングル。菊枝が階段を駆け上ってくるカット。


 

50年あまりの時を経て、新宿中央公園は都内でも有数な緑豊かな場所となりました。時の流れを感じますね。

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