気になる嫁さん ロケ地の楽しみ(19)

第29話。文彦になかなか会う機会が得られない森崎すみれは、力丸に文彦を喫茶店に連れ出すように頼みます。

すみれ「じゃー、5時に渋谷のシャーウッドで、いい、わかった」力丸「 はい、必ず行かせますから。任しとてくださいよ、じゃ」と、電話のやりとり。

下の写真は、その喫茶店シャーウッドで、すみれが文彦と会うシーンから。

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ところで、このシャーウッドという店はいったいどこにあるのでしょうか?『気になる嫁さん』全話を通じて、この店が登場するシーンはこれだけで、周囲の状況はよくわかりません。手掛かりは、渋谷の喫茶店、黄色い庇、店の前の道路が緩やかな坂道ということぐらいですかね。今では「渋谷」「シャーウッド」というワードでネット検索すると「積水ハウス」などが表示されてしまいます(苦笑)。50年も前の喫茶店を探すのはちょっと難しいですね。

でも、諦めることなかれ。何とこの店は『雑居時代』第10話にも登場します。下の写真は、夜、阿万里が栗山邸を抜け出し、稲葉スタジオにいた夏代さん達に会うシーンから。黄色い庇、緩やかな坂道、そして、『雑居時代』と『気になる嫁さん』は同じロケ地を使う場合が多いことからも、このシーンはシャーウッド前で撮影されたものと考えてよいでしょう。

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このシーンのロケ地は雑居ファンの方々が既に場所を探し当てています。ちょうど三船ビル(稲葉スタジオ)の裏手、神南1丁目5−6の辺りです。

 

2020年10月18日撮影。 神南1丁目5−6。

先日撮った同ポジションの写真です。夏代さん達の左手背後に写っていた消火栓の赤い表示板や、右手背後の街路灯は50年近く経った今も同じ場所に健在です。当時、この写真の左手にシャーウッドがあったわけですね。今では店も無くなりビルが建っています、残念。

このシャーウッドは『パパと呼ばないで』でも使われています。下の写真はその第3話から。チー坊は姉の子であると懸命にユキに説明する右京、それを信じず怒り出すユキ。背後の黄色い庇、窓の外のわずかな道路の傾斜、ここもまさしくシャーウッドですね。

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