気になる嫁さん ロケ地の楽しみ(9)

西麻布が脚光を浴びたのは、1980年代のバブル期でした。ディスコやカフェバーが進出して来て、夜な夜な賑い、交差点角にはアメリカのアイスクリーム屋「ホブソンズ」が開店し、長蛇の行列ができました。そして、とんねるずの「雨の西麻布」という曲のヒットで西麻布の名は全国に広まりました。日本中がバブルのどんちゃん騒ぎで浮かれていた時代でした。

下の写真は第16話から。昔の知り合い飯島の誘いに乗って、ブルドーザーのレンタル会社「日之出興業株式会社」の社長になった呂之助。その事務所に向かうめぐみが歩いていたのが、西麻布の交差点近く。下の写真、めぐみの背後右側、交差点の角に写っているビルが後の「ホブソンズ」です。

ドラマ撮影当時、1971年の西麻布はバブル期のイメージとは程遠い感じです。映像にはいくつかの商店が写っていますが、近隣の住民相手の小ぢんまりしたもの。昔の西麻布は庶民的で長閑な場所だったわけですね。このバブル前の西麻布の風景、感慨深いものがあり思わず見入ってしました。



2019年10月21日、撮影。西麻布1丁目13−17。今ではまた落ち着いた感じの街になりました。

下の写真は事務所ビルに入って行くめぐみ。何と、ロケ地となったビルは今もかろうじて残っていました。めぐみの背後に写っていたブロック塀も当時のものです。取り壊される前に写真に収めることができてラッキーでした。



2019年10月21日、撮影。西麻布1丁目13−17。

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