気になる嫁さん ロケ地の楽しみ(25)

第34話。輝正は八重子を喫茶店に呼び出し、離婚話を切り出します。

八重子「離婚ってお金かかるのよ」輝正「はははははー、そう来ると思ってました。慰謝料です!」と、背広の内ポケットから札束が入った封筒をテーブルに叩きつけます。

下の写真は、その直後のシーンから。八重子「何が慰謝料よ。たった、20万ぽっち。全部使ってやるから」と、呟きながら、高級ブティックのショーウィンドウを見入るのでした。


さて、このロケ地はどこですかね?八重子の背後、入口扉ガラスの「成城プラザ」という文字から容易にロケ地が特定できます。駅北口商店街にある「成城学園プラザハイム」というビルで、今でも健在。本ドラマ、第2話にも写っていました。

以前に撮った同ポジションの写真です。


成城6丁目15−23。2019年6月9日、撮影。

このビルは築50年以上で、そのうちに取り壊しになるかもしれませんので、早めに写真に収めました。

ところで、八重子の背後に写っていた横縞Tシャツのエキストラさん、このブログの前回前々回で紹介したシーンに登場しています。このドラマが放映された1971年当時は録画機器は普及しておらず、画像を静止して隅々までチェックする人はいなかったので、これぐらいの甘さでも良かったのでしょう。今なら服ぐらいは変えているところです。

低予算、短時間で撮影を終えるため、成城学園前駅北口界隈をあちこちと移動してイッキに撮影したのですね。ユニオン・石立ドラマの役者やスタッフの熱気が伝わってきます。

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