おひかえあそばせ ロケ地の楽しみ (17)

下の画像は第6話から。梅子がガソリンを入れていると、どこからともなく焼き芋屋が現れます。あらっ、よく見ると薫だ。先日、彼がおなかが大きい女に金を渡しているのを見た梅子、「子供を堕ろして、今度は手切れ金か慰謝料でも稼ごうってのかしら」と、彼への不信感を募らせるのでした。


実は、おなかが大きい女は友人、鳴海の奥さんで、薫が渡した金も鳴海の目の手術代だったのですが、梅子たちに誤解させ、その後事実が判明し、逆に、梅子たちの薫への想いが強くなるといった筋書きです。

このパターンの展開は、このドラマのリメイクである『雑居時代』でも使われています。第22話、十一が冬子とホテルに行った事実を知った夏代さんは激怒するのですが、実は冬子の友人、秀子をポルノ映画監督から守るためにホテルに行ったことを知り、逆に、十一への想いがさらに強くなりました。そして、ご存知、あの岸体育館前の「また天丼食べにいきましょ」という名シーンへと繋がるわけです。

さて、このシーンのロケ地は? ガソリンスタンドの向かいが車のショールームで、ユニオン映画と関係がある場所と言えば、六本木ベニービルと考えて間違いないでしょう。

同ポジションの写真です。


六本木5丁目18−3 飯倉片町交差点。2024年3月10日撮影。

向かいの自動車ショールーム、現在はホテルになっていました。『雑居時代』第2話で、十一と信が待ち合わせていた場所もこの自動車ショールームの前でした。



六本木3丁目18−6 飯倉片町交差点。2024年3月10日撮影。

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