おひかえあそばせ ロケ地の楽しみ (3)
『雑居時代』第1話、羽田空港、十一が投げ捨てたタバコの吸い殻が夏代さんのバッグに入ってひと騒動。そのときは見ず知らずのふたりでしたが、後に栗山邸で再会したふたりは、「あっ、あのときの...」と、にらみ合うのでした。
元祖『おひかえあそばせ』でも同様な展開があります。薫がアメをしゃぶりながら紙芝居を観ているところを、菊枝がクスクスと笑ったことでふたりは口論。その後、池西家で再会したふたりは「あっ、あのときの...」と、にらみ合います。
ドラマの中心となる男女カップルには、第1話でコミカルな出会いをさせるのが、松木脚本の定番です。『気になる嫁さん』、駅ホームでポテトチップスを食べる文彦を笑うめぐみ。『パパと呼ばないで』、園子のスクーターにぶつかってしまう右京。いづれも、後に再会したふたりは「あっ、あのときの...」と、いった筋書きです。
さて、下の写真はその薫と菊枝の出会いのシーンから。先日、撮った同ポジションの写真を掲載します。
六本木5丁目16−23、2023年2月4日、撮影。
ロケ地は首都高速の飯倉出口近く。このシーンの直前、菊枝がゲンに車で送ってもらうシーンから特定できました(下の写真)。 左手に写っていたのは首都高速の飯倉出口。この写真の手前方向にしばらく行くと、当時、ユニオン映画の事務所が入っていた六本木ベニービルがありました。
六本木5丁目16−35、2023年2月4日、撮影。
下の写真はこの紙芝居シーンの別アングル。菊枝の背後には薫と紙芝居屋。当時、紙芝居屋がいたあたりは、今では道路になっています。ですが、右手に写っていた柵は今も健在、当時の面影が感じられます。そして、紙芝居屋を演じたのは、なんと、二見忠男さん。『雑居時代』のあの編集長です。この方、石立ドラマの第1作から出演していたのですね。
六本木5丁目16−23、2023年2月4日、撮影。
コメント
コメントを投稿