あいつと私 ロケ地の楽しみ(1)

CS・チャンネルNECOで『雑居時代』が始まりました。前回オンエアーされたのが2012年、もう5年も経つのか、と感慨深いものがあります。石立ドラマをずっと放映してくださっているNECOさんには感謝です。第1作目『おひかえあそばせ』から第8作目『気まぐれ本格派』を、毎週、1話づつ放映すると、だいたい5年。そうすると次に『雑居時代』がNECOさんで放映されるのは2022年というわけですね。もう、その頃には2020年の東京オリンピックなど過去の話...感慨深いものがありますね。その頃の私は?なんて考えてしまいます。みなさんはどうお過ごしでしょうか?

さて、いつまでも数多くのファンに愛されている『雑居時代』。このドラマは『おひかえあそばせ』のリメイクですが、さらにそのルーツを探ると日活・石坂洋次郎ドラマ『あいつと私』にたどり着くというのが私の持論で、以前このブログに書かせていただきました。その話はこちら→『雑居時代』の源流ここにあり

今回はそのドラマ『あいつと私』のロケ地について紹介したいと思います。このドラマにも昭和の東京の風景が満載です。

下の写真は第2話から。西田家へ車で向かう黒田三郎と西田圭子(このふたりは、いわば、十一と夏代さんのルーツです)。道路の先に見えている建物は東急・田園調布駅です。

田園調布駅からは放射状に道路が5本延びていますが、映像に写っていた駅舎の角度から、この道路は駅から右斜めに延びているものだとわかります。

2016年2月7日撮影

そして、街路樹の本数などを参考にすると駅からの距離感がつかめ、西田邸のロケ地を特定できました。


2016年2月7日撮影

家屋はすでに建て替えられていますが、ドラマ映像に写っていた桜と銀杏は、50年の年月を経ても同じ位置に健在。古木の風格がいいですね。

下の写真も同じく第2話から。 駅前ローターリーに立っているには次女の西田美紀(ジュディ・オングさん)。


2016年2月7日撮影

ドラマ映像に写っていた1967年当時の田園調布駅は、路線の地下化とともに、1990年に解体されてしまいました。現在ある建物は2000年に復元されたものです。

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