若い川の流れ(3)

下の写真は、『若い川の流れ』第6話から。主人公、北岡みさ子(松原智恵子さん)らと出席した誕生パーティを室井敬三(川口恒さん)が、苦々しい思いで後にするシーンです。このロケ地、『雑居』ファンなら「あっ」と叫ぶのではないでしょうか。そう、『雑居時代』第9話で十一がタクシーとぶつかりそうになり、「トンチキ野郎ー」と怒鳴られた、あの「成城通り」です。

この『若い川の流れ』の制作スタッフは、後にユニオン・石立ドラマの制作にも携わっていきます。ロケ地に関しても、同じ場所が使われて行くということでしょうね。


(成城のロケ地の話はこちら)

昨日、CSで放映された第10話にも、この通りが登場しますので、付け加えておきます。

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曽根健助(浜田光夫さん)が姉と住むアパート「若葉荘」は、東急世田谷線沿い、松原駅近く、赤松公園の隣です。先日、現地を訪れ同ポジションで写真に収めましたので、UPします。

下の写真は、第5話より。この車両、「東急デハ200形電車」、通称「ぺこちゃん」と呼ばれていたもの。玉電カラーの緑と白が懐かしいです。この世田谷線、現在、走っている車両は黄、青、ピンクなど全ての編成車両の塗装色が違いますが、1編成のみこの玉電カラーの緑と白を復活させています。


2016年10月23日、撮影。黄色の編成の写真ですいません。

下の写真は第9話より。健助に会うため、「若葉荘」を訪れる北岡みさ子。この通りの右側を東急世田谷線が走っています。木造アパート、舗装されていない道路、側溝、昭和30年、40年頃の香りが漂ってきます。


2016年10月23日、撮影。

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このアパートの手前に「赤松公園」があります。この公園、古くは成瀬巳喜男監督の映画にも登場します。 最近のドラマの撮影にも多く使用されています。私の記憶では、『長男の嫁』(TBS,1994)の舞台が赤堤で、松原駅やこの公園が頻繁に登場していました。

つづく 

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